【読書】最近読んだ少女漫画 長閑の庭、カツカレーの日、うせもの宿
長閑の庭
- 作者: アキヤマ香
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/10/10
- メディア: コミック
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アキヤマ香著。三巻まで。
地味な内面と外見から、ドイツ語で黒を意味する“シュバルツ”さんと呼ばれる大学院生・元子(23歳)。
憧れのドイツ文学教授・榊(64歳)に告白するも、勘違いと断言され…。
これは“嗜好”か“恋”か。「恋の定義」を模索する、年の差 恋愛未満ストーリー。
「64歳、ドイツ文学科教授、紳士」という情報にぐっと来る人にはおすすめ。
1巻の表紙の左側が榊教授、右側が主人公の朝比奈(シュバちゃん)です。
何より主人公のシュバちゃんが榊教授に対して不器用ながら一生懸命なところが可愛い。
榊教授も少しずつシュバちゃんに惹かれてきているのですが、
自分の年を気にしてすぐにシュバちゃんから距離を取る態度を取るため、二人の仲はなかなか進展しません。
2巻から助手の田中さんが絡んできて三角関係になっていくので面白くなってきます。続きが気になる。
カツカレーの日
- 作者: 西炯子
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2015/07/10
- メディア: コミック
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- 作者: 西炯子
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2016/01/08
- メディア: コミック
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全2巻。西炯子著。
同棲相手と別れ、お見合いを始めた会社員・美由紀、28歳。
だが、思うような相手とはなかなか巡り会えず、揺れる想いを読書カフェのノートに書き綴っていた。そこに見知らぬ男からの辛辣な返事が書き込まれていたことから、やりとりが始まって・・・!?
「娚の一生」「姉の結婚」の西炯子が描く、新感覚ラブストーリー。
娚の一生では52歳大学教授が出てきていましたが、今回は高橋さんという50歳のナイスミドルが出てくる。
建設会社で海外で橋を作っていた人で、台詞や生き様がかっこいい。
1巻はこれからの展開にわくわくしたけど、2巻で完結してしまって残念。
面白かったのですが、なんとなくご都合主義に終わってしまったような…。
うせもの宿
- 作者: 穂積
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2014/10/10
- メディア: コミック
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全3巻。穂積著。
少女のような女将さんがいる古い宿。そこを訪れる客は、失くしたものが必ず見つかるという。不思議に満ちた「失せもの宿」で起こる数々のドラマ、そして秘められた謎とは――。
デビューコミックス「式の前日」、連載第1作「さよならソルシエ」が大ヒットの俊英・穂積が描く、驚きと感動の和風ファンタジー。
捜し物を探しに来る客を泊める宿と、少女にしか見えない女将の話。
客は一度宿の門をくぐったら、捜し物が見つかるまで宿から出ることは出来ない。
1巻はオムニバス形式の話が中心で、3話でどんでん返しがあります。
切ない話、暖かい話が好きな人におすすめ。すっきりした読後感です。